調味料で節約&美味しい毎日

毎日目にする調味料からコスパの良い健康的な食生活を考察します

愛知県の醤油の名産地、武豊のたまり見学ツアーに参加

こんにちは。シンヤです。

「たまりしょう油」の産地で有名な武豊町で蔵の見学イベントが開催されました。

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当日配布された地図とスタンプラリーのシート

スタンプラリーもやっていました。JR武豊駅から降りて、すべて徒歩圏内で行ける範囲に5つの蔵があります。

  • 中定商店

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  • 丸又商店

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  • カクトウ醸造
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  • 伊藤商店

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  • 南蔵商店

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スタンプラリー指定の蔵は全て歩いて回ることができました。

実は醤油や味噌の蔵はいつでも誰でも見学できるとは限りません。

売店などはやっていても、蔵の見学をアポなしでさせていただけることは少ないので、「これは貴重!!」と思って丸一日時間を使うことにしました。

 

率直な感想としては、「作り手の思いが知れて良かった」ですね。

味の美味さを追求するだけでなく、「届けたい人に届ける創意工夫」が見られましたし

 

 

たまりしょう油って何?

たまりしょう油は、大豆のみで作られた醤油のことです。

正確には大豆と塩と水なのですが、ほかの種類の醤油も塩と水は使います。

一般的なスーパーで見かける濃い口しょう油は「大豆と小麦」で作られます。

大豆のみで作るため、大豆に含まれるたんぱく質から発酵の過程で出来るアミノ酸グルタミン酸)豊富です。

色の濃い見た目に反して塩分濃度は約14~17%と、一般的な濃い口醤油が16~17%なので「味が濃い割に塩分は少し控えめ」と見ることができます。

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左の薄口醤油は塩分濃度18~19%、右のたまりしょう油は塩分濃度14~17%が一般的

醤油の種類によって塩分に差があるとは言え、一度に体に入り過ぎれば同じことなので注意が必要なのは変わりません。

 

特に脚のむくみが気になる方は醤油との付き合い方は工夫が必要で、煮物やスープに使うよりは寿司や刺身を食べる時のようにつけて使う方が直接舌に触れるのでしっかりと醤油の味が感じられます。

 

普通の醤油と違ってグルテンフリー

通常の醤油だと、小麦が入っているため「小麦アレルギー」の人はたまりしょう油を選択に入れてもいいですね。

 

また日本人にはあまりいませんが、小麦に含まれるグルテンと言うたんぱく質の影響を受けてしまう「セリアック病」と言う自己免疫疾患を持っている人もいますし、グルテン不耐症」と言ってグルテンを上手に消化できない人もいます。

 

私自身、家族も含めて小麦を食べて特に体調を崩したことはありませんが、アレルギーや小麦を避けたい人にとっては助けになる調味料なのではないかなと思います。


実際に丸又商店さんでは海外に向けたパッケージでのたまりしょう油も置いてありました。それだけ需要があると言うことでしょう。

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愛知県独特の醤油と言えばたまりしょう油なのですが、その存在は地元民ですらあまり知りません。

 

物流の発展により調味料の地域性や選ぶ基準はどんどん失われている気がしています。

 

ただコスパだけを重視していると、自分で選んでいる感覚すらなくなっているのではないでしょうか?

 

自分で選んでこそ自信がついて食事が楽しみになると思います。